藤井七冠「名人戦」早々勝利で蒲郡市の名所巡り 水族館で海のギャングに“長考” も!?
先に4勝した方がタイトルを獲得する「名人戦」。実質、引き分けとなる千日手が2戦続く異例の展開も、第5局で勝利し、4勝1敗で早々と名人のタイトルを防衛した藤井聡太七冠。
一方、愛知県蒲郡市にある温泉旅館で行われる予定だった第6局は幻に…。
今回、タイトル防衛を記念して、蒲郡市を観光するイベントなどが行われました。
これまでタイトル戦が90回以上も行われ、ファンからは“将棋の聖地”とも呼ばれている「銀波荘」。そんな“将棋の聖地”に藤井七冠が訪れるのは初めてのことでした。
銀波荘 安藤壽子 専務:
「残念ながら対局ではなかったが、こうやって来てくれて、蒲郡をあちこち寄ってくださって、本当に喜ばしいことです」
旅館内には“THE・将棋ロード”と呼ばれるギャラリーもあり、ここには対局した棋士たちの写真や歴史が展示されていました。
藤井聡太 七冠:
「将棋ロードには、これまでに行われた対局のリストなどもあって、ここで、すごい対局が重ねられてきたんだなと圧倒もされました」
9日に藤井七冠が訪れていた観光地の1つ、「竹島水族館」。こちらでは早々に防衛成功した影響が…。
竹島水族館 戸舘真人 副館長:
「1週間もないくらいで。(藤井七冠が)来るって話は、3日前ぐらいから聞きました」
6日に藤井七冠が来ることを知り、大急ぎで案内コースを考えたそうです。
副館長が見てもらいたいポイントは。
戸舘 副館長:
「こういうところですね。こういうふうに見上げるタカアシガニの水槽ってないので、普段は見られないと思うので見てほしいなって」
この日の蒲郡市はあいにくの雨。そのため、予定を前倒しして、突然、水族館にくる可能性があり、いつ到着するか読めず、そわそわ。
そして、ついに藤井七冠の姿が水族館に。
突然の登場に館内の客もざわざわ。水槽を横目にシャッターチャンスを狙っていました。
タカアシガニの裏側を見た藤井七冠は笑みがこぼれます。
戸舘 副館長:
「『おおっ』っていったのは、タカアシガニを下から見たときだけだと思うので、それは良かった」