木質バイオマス混燃で年間50万トンのCo2削減へ 石川・七尾大田火電でサイロ増設が完了
木くずなどから作られる木質バイオマスを、石炭と混ぜて燃焼させる発電設備の竣工式が16日、石川県の七尾大田火力発電所で行われました。
七尾大田火力発電所では、2010年から木質バイオマスを使った発電に取り組んでいます。
今回、燃料として使用する木質ペレットを貯蔵するサイロの増設などが完了し、今後は石炭に加えるバイオマス燃料の比率を、これまでの1パーセントから15パーセントにまで引き上げるということです。
北陸電力七尾大田火力発電所・松岡 真登 技術課長:
「低炭素化に向けまして、さらなるバイオマスの混焼拡大の設備、そういったところを検討検証していこうと思っております」
「低炭素化に向けまして、さらなるバイオマスの混焼拡大の設備、そういったところを検討検証していこうと思っております」
今回の拡大工事の完了に伴い、木質バイオマスによる年間に発電できる電力量は27万2000世帯分に相当し、北陸電力では年間約50万トンの二酸化炭素削減につながると見込んでいます。
最終更新日:2025年6月17日 11:59