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日銀・植田総裁「不確実性が極めて高い」政策金利0.5%程度に据え置き

2025年6月17日 23:31
日銀・植田総裁「不確実性が極めて高い」政策金利0.5%程度に据え置き

日本銀行は金融政策決定会合で、政策金利を現在の0.5%程度に据え置くことを決定しました。

会合後の会見で、日本銀行の植田総裁は、政策金利を0.5%に据え置いた背景について、いわゆるトランプ関税などをめぐり、「不確実性が極めて高い」と述べました。その上で、「通商交渉自体は見守るしかない」とした上で、次のように懸念を示しました。

日本銀行・植田和男総裁
「(関税交渉が)後ずれすればするほど、通商政策をめぐる状況が不確実であるという判断は続いていくということにならざるを得ない」

日銀は、今後、物価などの指標が見通しどおりに推移すれば追加の利上げをする方針ですが、市場関係者からは、「交渉の状況から、少なくとも早期の利上げは難しい」との観測も出ています。

最終更新日:2025年6月17日 23:31