神戸市中央区のビルで11日午前、エレベーター内で監視モニターの設置作業をしていた23歳の男性が倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが、その後死亡が確認されました。

　消防によりますと、11日午前9時50分ごろ、神戸市中央区中町通のビルで、「20代の男性がエレベーターの中で倒れている」と作業員から連絡を受けた同僚から119番通報がありました。

　警察によりますと、倒れていたのはエレベーターの監視モニターの設置作業を行っていた男性（23）で、意識不明の重体で病院に搬送されましたが、午後4時すぎに死亡が確認されました。

　当時、監視モニターの設置作業は作業員3人で午前9時ごろから行われていて、エレベーターの「かご」の中では男性が1人、他の2人は扉の外や「かご」の上で、6～7階の間で作業を行っていましたが、「かご」の中で男性が倒れているのを別の作業員が発見。男性に主だった外傷などはないということです。

　現場はJR神戸駅前にあるビルで、警察が詳しい経緯を調べています。