19日は近畿でも厳しい暑さとなりました。猛暑日を記録した奈良市には、瀬川記者がいます。（取材・報告＝瀬川裕大記者）

　きょうの奈良市内は非常に暑い一日となりました。私はいま日陰にいるんですが、日陰でもかなり暑さを感じますし、日向に出ると、さらに日差しが加わってかなり蒸し暑さを感じます。

　私の手元の温度計の表示は37℃、あくまで手元の温度計の表示ではあるんですが、6月とは思えないような暑さになっていることが伝わるかと思います。

　私がいるのは、東大寺へと続く山道です。きょうも多くの外国人観光客の方でにぎわっています。皆さん、日傘をさしたり、サングラスをかけたり皆さん暑さ対策をしながら観光を楽しんでいる様子です。

　奈良市ではきょう午後3時前に35.5℃を記録し、猛暑日となりました。厳しい暑さに見舞われたきょうの奈良市ですが、暑さにまいっているのは私たち人間だけではないんです。

　奈良公園で「神の使い」とされているシカも、この暑さには参っているようで、このように店先で涼んでいる様子が見られています。

　実はこの東大寺の近くには小川が流れています。それがこちらです。涼しげな小川が流れていますが、きょう昼頃には、こんな映像が見られました。
　こちらは正午頃の映像なんですが、このようにシカが小川に入って休んで涼んでいる様子が見られました。このようにシカも水に小川に入らないとやってられないというような、そんな厳しい暑さになっています。

　急に来た暑さということで、例えばこちらの土産物店では、シカが水分補給できるようにと、店の前に水を置いているということです。ただ、この水もシカがすぐに飲んでなくなってしまうということで、店の方がこまめに水を補充しているということです。

　今後も厳しい暑さが続くと思われます。私たち人もですね、人もそうですし、鹿もこまめに水分補給をとりながら、熱中症対策に気を付けていく必要がありそうです。