小泉農水相、農業法人の団体と“コメ適正価格”で意見交換
小泉農水相は、農業法人の団体と面会し、コメの適正価格などについて意見交換しました。
小泉農水相は、およそ2000の農業法人が会員になっている日本農業法人協会と面会し、協会が会員のコメ生産者に聞き取ったアンケートを受け取りました。アンケートによりますと、5キロ4000円台という現在の価格について、会員の半数以上が「高すぎる価格で流通している」と答えたということです。
小泉農水相
「今は高すぎると、そこに対しては異論はないと。そういったお声をいただいたのは勇気づけられることです」
日本農業法人協会 斎藤一志会長(面会後)
「しっかり生産してやれる価格は、これ3000円だと思うんです」
一方で、アンケートでは、今年の新米を生産者が販売する単価について、去年に比べて「30%未満上昇する」と答えた生産者が半数を超えました。消費者価格にも反映される可能性もあります。
またアンケートでは、「農業資材や機械が高すぎる」「人手不足」など様々な不安の声が集約されていて、小泉農水相は、生産者への支援を強化する考えを伝えました。